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War For The Talentを読了

War For The Talentというマッキンゼーが2002年に行った人材に関する本を読みました。

日本とアメリカの雇用環境って全く違うと思いますが、1990年代のアメリカの雇用環境は実は結構今の日本と似ている部分もあるので、タイムラグがあって次第に日本とアメリカの雇用環境が似てくる可能性を考えると今読んでおくには素晴らしい本のような気がしました。

・以前は会社の前に労働者の列ができ、採用するという形だった。現在は優秀な労働者の側に列ができる。

・社員に訴えかける報酬だけにとどまらないEmployee Value Propositionをどうやって作っていくのか。

・採用に全社の優秀な社員を少なくとも毎月1日〜2日の時間コミットさせる。

・採用を全社の最優先課題にする。

などといった記載とその理由に関して書かれていました。

 それぞれのポジションに対してどういった価値を伝えることで採用していくかということを細かく分けて規定し、マーケティング戦略と同じだけの時間をかけて採用ストラテジーを作っていく。なかなか出来ていないプロセスだとは思いますがマーケティングで戦略を作っているのと同様人材獲得にもそのプロセスが大事なのは当然だなと思いました。

 

最後にとある採用戦略に優れた会社のCEOが言っていた採用に重視するポイントがとても心に残ったので記しておきます。

採用の際、最も大事なのは

誠意、次がモチベーション、そして能力、理解力、知識、最後が経験。知識や経験は簡単に蓄積することができるから。

ドラッカーの

マネージャーに最も大切な資質は真摯さである

という言葉にも通ずるような印象をうけました。