メンタリングに関するレポートを読んで
UC BerkeleyでPower and Politicsという超人気授業を行う教授のところにビジネスの打ち合わせに。ソフトスキルで答えの出しづらい質問にびしびし答える彼のコメントはいつも非常に参考になるし、弊社のビジネスに理論的な裏付けや助言を与えてくれています。
今日紹介を受けたレポートがこれです(正直たくさん紹介を受けたのでどんどんアップいたします)。
The effects of similarity and liking in formal relationships between mentors and protégés
企業内における正式なメンターメンティー関係において最終的にメンターとメンティー、つまり相談を受ける側とする側の好感度が両者の共通点によってどれくらい影響されているかについて書かれています。
とある保険会社の支店で行われたサーベイのデータを、Control Valuableを含めると6つの変数を使ってMultiple Regressionを用いて分析しています。
かなり細かな分析なので詳細は添付ファイルをご覧いただきたいのですが、基本的に地元が一緒というのはメンターサイドのメンティーへの好感度をよりあげるますが、メンティーにとってはメンターほど重要ではない。深いレベルでの価値観(人間性、興味、職業観、個人の価値観、組織の課題に対する見方、問題への取り組み方)は双方にとって大切との内容です。
その他、共に過ごした時間(特に会社による正式なプログラムでは重要)とか、やっている仕事の内容(立場によっては逆相関)などが挙げられています。
弊社の設問は、なるべく深いレベルでの価値観を聞けるように設計をしています。